出会いの一本杉トリップ

一本杉通り商店街

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一本杉通りの歴史や文化、ここに根付く人々の暮らしを見て・聞いて・体験する特別な旅をデザインしてみませんか。一本杉通りの魅力は人との出会い、そして「伝統」と「今」が交差するカルチャー。一本杉通りを歩きながら、伝統工芸品の背景を知るワークショップや見学、物語のあるお料理、そして若いオーナーたちのセンスが光るイベントなど、たくさんのおもてなし企画をご紹介します。お店への質問や予約など、直接お店に連絡してみるところから旅の物語が始まります。便利すぎない時間の余白から素敵な出会いが生まれます。まずはのんびりと画面をスクロールしながら、一本杉通りを歩いてみましょう。
ここでは、岡田翔太郎建築デザイン事務所が建物の設計で関わらせていただいたお店を紹介しています。気になる建物をタッチしてください。

https://shotaro-okada.com
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昆布海産物處しら井

一本杉通りを歩いていたら「町角ギャラリー」の展示が目に入り、ふと暖簾をくぐりました。しら井さんは昆布海産物を扱うお店です。35年前に広いお店の一角をギャラリースペースとして開放し、以来、美術や工芸、手芸などの作家さんの作品発表と交流の場をつくってきました。

しら井さんのもうひとつの大事な活動は、海藻と海の魅力を伝えること。なかでも一本杉通りのお店で開催される能登の海で採集した色とりどりの海藻でおしばを作ったり、万華鏡をつくったりするワークショップは特別です。「海藻ってこんなにも美しかったのか!」という感動とともに、今まで知らなかった海藻の豊かな世界にどんどん引き込まれていきます。話題は多種多様な海藻から海の生態系、そして森と海の関係にまで広がります。

しら井さんのお話を聞きながら海藻アートを楽しんでいたら、何だか地球のことを考えました。

  • 昆布海産物處しら井
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ICOU

もみじの葉っぱが舞う中に「最優等清酒」「醸造元」「鹿渡酒造店」の金文字が彫刻されたインパクトある看板がトレードマークの古民家カフェ。

明治40年に建てられた建物をリノベーションしたこのカフェは、いつもたくさんのお客さんで賑わう人気のお店でした。能登地震で被災してからは、カフェスペースは休業中ですが、予約すればテイクアウトのオードブルなどを提供してもらえます。

オーナーの白藤さんは七尾生まれで、出産を機に故郷に戻って来たのだそう。自分で「夢見る夢子ちゃん」と言う白藤さんは、七尾に戻ってきてから「何かをやりたい」と一念発起して起業塾に通い、そこでこの古い蔵元の建物を紹介されたのだとか。長く空き家になっていた物件でリノベーションも大変だし、ドラ息子を一人持つようなものだと反対されながらも挑戦することに。

「11年間カフェをやって来てよかったと思うのは、ここが酒屋さんだった頃の思い出を話してくれるお客さんも来て、この建物は自分だけのものではなくて、みんなの心の中にある共有財産なんだとわかったこと」と語る白藤さん。あの特別な雰囲気のお店でまたゆっくりお茶を楽しめる日が来るのが楽しみです。

  • ICOU
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白馬咖喱

お店の入り口にある不思議なイラスト。大きなカレー皿の上に繰り広げられる世界観は個性的です。農場と海があって、筍でできた家の周りにはゼンマイとキノコが生えています。花壇みたいな田んぼには稲が育ち、原っぱには牛や豚やエビもいます。海には漁船と魚とイカと蛤…そして、籠いっぱいに野菜や山菜を入れて運んでいるのはオーナーの守崎さん。大きなスプーンを2人がかりで運んできて、お皿いっぱいの物語をさあ召し上がれ...

この独特なイラストが白馬咖喱さんの世界観そのものなので、これ以上の説明はいらないかもしれません。農園も営む守崎さんの台湾留学の話や農業と食に対する思いなどを聞きながら、オリジナリティ溢れるスパイス料理を楽しんではいかがでしょうか。

  • 白馬咖喱
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鳥居醤油店

1月末にお店を訪ねたときは、ちょうど仕込みの作業中でした。蒸したばかりの湯気の立つ大豆を台の上に広げて、炒った小麦と種麹を加えて2人がかりでサクサク混ぜて麹を作ります。すぐ隣では、もう1人が大きな釜で麦を炒る作業を同時並行していて、炒り上がったら蒸した大豆に加えていきます。作業する3人の息の合った手さばきは見事です。

鳥居さんは仕事の手を休めることなく、お醤油の原料や製造方法、麹菌のこと、鳥居醤油店の歴史や町への思いなどを語ってくださいました。作業は機械を使わず全て手作業です。麹菌や酵母などの目には見えない生き物がせっせと働いてくれることで発酵が進み、独特の味や香りのお醤油ができます。手が持つ力が材料に伝わって醤油ができると言う鳥居さん。生きた素材や目に見えない微生物たちに手で触れながら大事にお醤油を作っているように見えました。

伝統的なお醤油づくりの工場に隣接するお店でお醤油などが購入できます。

  • 鳥居醤油店
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コクブ

coming soon

高澤ろうそく店

和ろうそくが燃え尽きて消える瞬間が好きだという人が多いと聞きました。オンがオフになっていくあわいを楽しむという発想は新鮮でした。家で実際にやってみると、それはとても素敵な瞬間でした。

「和ろうそく作り体験」に参加して、和ろうそくを実際に自分の手で作ってみると色んなことがわかります。和ろうそくは芯が命で、特別な素材と構造でできていることを知ると、炎が燃える時間と消える時間のやわらかな瞬間が特別なひと時に思えてきます。これは言葉では表現できない感覚で、七尾に来て、その環境の中で、ここの方々と出会い、和ろうそくを作って初めてわかる世界だと思います。

高澤ろうそくさんが開催する「和ろうそく作り体験」はおすすめです。

  • 高澤ろうそく店
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漆陶舗 あらき

漆の盃を傾けると底に月がふわりと現れます。それは満月にも三日月にも見えてきます。あらきさんのお店には、石川を代表する伝統工芸の輪島塗や山中塗、九谷焼の器が並んでいます。

先代の時から交流が続いている作家さんたちとの対話から選ばれた器の数々は、人間味を感じさせる特別な魅力をたたえています。この月の酒器は、輪島伝統工芸士の中門博さんが、能登の深海を思わせるパールブルーを独自の表現で塗り上げた逸品。ある日、盃の中に月が見える酒器がほしいというお客さんがお店に来られた時に、インスピレーションが湧いてお勧めしたのがこの盃だったとのことでした。具体的な月を描いた器ではないけれど、見る人の心の中に確かに情緒豊かな月のイメージが浮かびます。

伝統工芸の装飾を介して作家さんとお客さんの思いがけない出会いが生まれます。あらきさんのお店では、漆の代表的な加飾技法の「沈金」が体験できます。

  • 漆陶舗 あらき
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鶏とまつば

お店のトレードマークは、焼き鳥を手に持つ一癖ありそうなニワトリ。精度の高い個性的なグラフィックデザインは一度見たら忘れられません。オーナーの松林さんは金沢出身で、東京でアパレル業界で活躍されていたとのこと。七尾に移住してお店を始めて10年。看板や暖簾、壁に貼ったメニューから缶バッジのデザインまで、言葉では説明できないセンスの良さが光っています。

赤提灯以外で焼き鳥を食べられるお店があまりないので、そうじゃないお店があったらいいなと思って始めたのだそう。一本杉通り商店街のあらきさんのお店が建て直すことになって、縁があって2階にお店を移転することに。

出す料理が美味しいのは当然として、その先の何か、七尾の若い人たちや異業種の人たちをつないで一緒に町を楽しくしたいという気持ちが強くなったと言います。そんな松林さんも当初は町のために何かをしたいと公言する気持ちはなくて、自由にやっていたようです。でも、震災があって考え方が変わり、今は若い人たちをバックアップして七尾を盛り上げたいとたくさんのアイデアを話してくださいました。

  • 鶏とまつば
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Room design hotel

岡田翔太郎建築デザイン事務所が運営するデザインにこだわったホテルです。大学時代の同級生で一緒に建築デザインを学んだ私たち2人が、ちょっと非日常的な空間にステイしながら一本杉の日常を体験していただきたいと考えて、このサイトを立ち上げました。

「Room」のご案内とともに「出会いの一本杉トリップ」と名付けて、一本杉のお店をここで暮らしている人の視点で紹介しています。普通の観光旅行とは少し違う、人や文化との出会いを楽しんで、自分の町のように感じていただける旅のお手伝いができればと思っています。そして、これからも何度も来て、この町を見守っていただけると嬉しいです。

  • Room design hotel
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うみまち商店

地元の人たちが集まるカジュアルで居心地のいいレストラン。店名は「うみまち商店」。レストランというよりは、穏やかな海沿いの町のレトロな食料品店のような響きのする名前が素敵です。飲食の世界で経験を積んできたオーナーの日野さんは、昔ながらの一本杉通り商店街の入り口に構えるお店だから、あえて「商店」という言葉をつけたのだと話してくれました。

関東出身で、能登・珠洲へ、さらに福岡・飯塚を経て、再び能登に戻りたくなり、縁あって七尾で店を持つことにしたのだそう。震災の後に、人づてで一本杉通り商店街の物件を紹介してもらい、ここに移転することに。

新しいお店の建物は、深みのある色合いが美しいタイルの壁と、白地にゆったりと配された「UMIMACHI SHOTEN」の文字のコントラストがスタイリッシュです。でも、道の向こう側から建物を見ると何だか"顔"のように見えてちょっとユーモラス。

地元の人たちとのつながりを楽しみ、特別なものはなくても身近な人たちから幸せな気持ちにしていきたいという日野さん。「いつまでいるか分からないから人に手間ひまをかける暮らし方を大切にしたい」という言葉が心に残りました。

  • うみまち商店
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